いないいないばあ

見たことの無い季節に駆け出すよ

チーム覇のはなし

チーム"覇"???

局メを見たら夏の現場が決まっていた、ガムシャラサマーステーションとかいうらしい。メンバーを確認するとわたしの好きな子の名前があった、チームカラーは黄色。なんだかラブアンドピースなメンバーだな…?という初見の感想。まさか自分が夏のガムシャラ該当担になるなんてこれっぽっちも思ってなくて、2015夏。
いや〜〜どうやら今年の夏はインラインスケートをするみやちかくんを見ることになるみたいだ!

初日7/23我vs覇公演。終演後わたしはとにかく踊る曲が少なくて正直物足りなさを感じてた。そりゃあもう同担にめちゃくちゃ愚痴った、わたしはみやちかくんのダンスを観にお金を払ってるのに明らかにダンスナンバーが少ない!これじゃあわたしの欲は満たされない!尽き無い文句、満たされない欲…(笑)
ただ始まってしまえば意外とポンポン面白さを見出せた。なんなら、これはここでしか見れないものじゃん!レアだ!せっかく入るんだしマイナスは考えずにたのしもう!ってなってた。チョロい!でもチョロい方がおたくしやすいって知ってる!わたしはそんなことからチョロい人間なので、チーム覇を見ているうちに彼らに愛着が湧いていたのでした…これは確実にOneLoveとぎゅぎゅとやたら押し寿司みたいに縮こまるからだよ…ずるいねかわいいね…
そんな中前半戦も終わり、ちょっとしたおやすみがあって後半戦。覇はとにかく白星に恵まれず、5連敗をした時のあの気持ちとか雰囲気が忘れられない。
まあ、けれど。わたしは観客でしかないし、どこのチームも頑張っているのには変わりはないし。そもそもdB+Jr.票で勝ち負けを決めるっていろんな裏側のことを勘ぐったりルールに首を傾げるのは無理ないもん。でもキャンキャン吠えるのはものすごく惨めでカッコ悪いなーって思ったし、何よりも覇のみんなが言わないからわたしも言わないでおこうと思いました。信仰宗教か。
そんなことを思っていたお盆が終わる頃、前日に者に託されたバトンを決勝に持っていくことは出来ずに彼らは夏を終えました。その時のことは残しておきたいから書く。

8/16武vs覇のJr.票の開票。ボールの箱を毎公演持っていたりょうちゃんはその重みを知りすぎてしまっていたからか、数球投げた頃にみやちかくんの肩に顔を埋めてぐすぐすと泣き始めてて、みやちかくんはそんなりょうちゃんの頭をポンポンしてた。箱を渡されたみずきはそれが空箱だとわかっていたんだろうなあ、眉尻を下げた顔でボールを掴む振りをしてた。顕嵐はそのみずきの隣で腕を強く引き上げてくれて、やすいくんは敢えて何も言わずにその四人のことを見守ってくれていたように思う、これは主観だけれど。

決勝戦に進めないことにどっかーんと悲しさや悔しさを大爆発させるわけではなく、彼らは至極慎ましく静かに受け止めてるように見えたんだよね。
はじめに言ったみたいに、このチームはメンバー的にもどうにもこうにも衝突とかバチバチとした熱さは感じられなかった。良くも悪くも平和。他のチームよりもちょっとスパイスが足りないというかピリリとした喧嘩などは見受けられなかった。ただ、いつだって「楽しんでますか」「笑顔で声出していきましょう」って言ってて、このチームの良さはそこにあったのかなあって思います。
もしかしたらみやちかくんの毎公演言っていた鉄板の「明るくいきましょー!」は、自分に言い聞かせては奮い立たせるようにしていたのかなあなんて。真実はわからないけど、わたしがこれまで聞いた中でも、いつだって間違いなく楽しいものを魅せてくれるのが保証されてるようで、とてもみやちかくんらしい言葉選びを聞いた気持ちになりました。
それから何よりも、パフォーマンスが終わった後のやすいくんの労いの言葉がとてもじーんとしたなあ。
「怪我なく終われて良かった」
「去年は司会だったから参加できてよかった」
「みんなも一緒に戦ってくれてありがとう」
こんな風に言ってくれるやすいくんのいるチームを、ひと夏だったけど、応援出来てよかったって、心から思えたなあ。

後半、さなぴーがOh yeah!で覇のみんなと歌うよってなった時、負けなんて直接言いはしなかったけどもうわかりきってたことだったから笑顔で堂々とステージに立つあの子達に余計に胸を打たれた。こんなことエゴだけれど、決勝に連れていってあげれなくてごめんねなんて言葉がついポロっと出そうになった。
ただあまりにもこの5人がかわいくてかっこよくて小さくちんまりと集まる姿に愛着が湧いてしまってたみたいで、ひと夏のもたらしたものは凄く大きかった。はじめはそんなロスでもないだろって軽んじてた。ただ、やすいくんが前にユニットが欲しいとか言ってたことが外野ながらにもちらついたり、あんまりやさしい顔するからせめてもう少しだけ決勝戦の時間だけでも一緒のチームで在れる時間を延ばしてあげたかったなあ、とか。気付いたら名前の付いたユニットや付いていなくてもある程度括りのある場所での姿、箱に恵まれている子を応援しているわたしがそんなことを思うのはもしかしたらお節介なのかもしれない。じんわりとかく汗にいろんなことをおもった、そんな夏でした。

雑誌でも読んだけれど、別仕事で食事会に参加出来なかったやすいくんに「がんばってね!」って写メ付きのメールをする4人の話とか、マンネラインはしみずに兄貴面をするあらちかだとか。これからを担っていく(であろう)次世代エースのはしみずが「家族やお兄ちゃんが出来たみたいでうれしかった」なんて言うから、わたしはほろりときてしまった。
いつだってこの子たちは思いやりのかたまりで、常に優しさにあふれてたチームだったなって終わってからものすごく実感してます。わたしもそんなチームに所属したかったぐらいだもん…みんなうらやましいな…こんなこともないと集められないメンバーだったろうに。
なんだろう、はじめに個人主義でさらにはみんな個々人でスキルチートっぽさが強いなって思ったんだよね。どういうスキルチートかは察してほしいんだけど、何処かみんな玄人っぽくてわたしが嫌いな訳なかった…
なんやかんやで紆余曲折あって、すっかり仲良しになったことと年の離れたメンバーで何かを頑張るって経験だけで彼らにとってはひとつの実りだったんじゃないかなあって思ってます。別に全部知ることが正義でもなければ当たり前でもないし、そんなこと出来ないのは百も承知なんだならぼんやり思ってるだけでいいんだと思う。想像の余地があってよかった。

vs公演とかいうものを経て、最後にモヤモヤせず清々しい気持ちで終えられたのは覇だったから!爽やかな気持ちで、楽しい気持ちの方が多いことにわたしは嬉しささえある。どっちかというと寂しいというより、このチームがもう見れないことが名残惜しくて仕方ないなあ…あと今のみやちかくん(高校3年生17さい)の歳に自分自身が部活に高校時代を捧げてたのと夏に対して異様な執着があったから重ねて見ていたのも否めない…
それから かっこいい!ダンス最高!だけじゃなくて、みやちかくんの違う面を見たような初心を取り戻したような、そんな気持ちになる夏でした。
それぞれ描く幸せの形は重なり今大きな愛になる〜♪を目の当たりにしたようで、思い出してもワクワクしてるもん。

準備期間とか合わせると三ヶ月とかなのかな?とにかくお疲れ様でした!ゆっくり休んで、残りの夏を上々なものにしてね!