いないいないばあ

見たことの無い季節に駆け出すよ

出発

【2014/07/24 夜公演】

戸塚くん主演舞台の「出発」を観劇しました。
Snowman6人が見学に来てて、友人とうっかり顔を合わせて笑いました。そろそろ「生で見るわたなべにかっこいいな?」ってなる現象に名前付けてほしい、あとふっかは笑い声が大きいよ!かわいかったけどさ!(笑)
 
さて感想。
ざっとおおまかに言うと、父親の失踪をきっかけに長男・一郎(戸塚祥太)をはじめ、家族全員が成長をしていく話。家族って他人だけど、他人なのになんでこんなにも必死になるんだろうって人間観とか価値観とかによって感想が違うような話だったと思う。
劇中では、ろくちゃん(富浦くん)とのシーンがすごく面白かったな。特に就職について話すシーンで日比谷やら有楽町やらおたくには馴染みの深い場所ばっかり出てきて笑っちゃった、今年は日比谷行くことになるんでしょうかねえ~秋と冬はどうなるのやらってなったあたりわたしもジャニヲタ…
ろくちゃんが「ぼくたち、結婚します!」って言った時に「いくら必要なんだ」って聞いた戸塚くんがかっこよくて!わたしもいくら必要なんだって聞かれたい!で、ろくちゃんは「…心だけでも」と答えるんだけど。戸塚くんはそれに対して「そういう挨拶も出来るようになったんだな」と言ったシーンがすごくリアルに兄弟っぽさがあった。家族なのに、家族だけど、本当に他人なんだなって思わされたのはここだったかな、変わらないこともあるけど。どっちかというとわたしは末っ子なので変わったなあって思われてる側なのだろうか~こんなふざけた娘で申し訳なくなってくる…(笑)
で、お父さんが帰ってこないことを誰かいちばんドラマチックに演じるかっていう競りをする。で、そのあと「家族だなあ」って揃って言うシーンね。すぐにそのあとLINEの通知音が鳴るんだけど、スマフォが使いこなせないお父さんはLINEの家族のグループに入れてもらえないっていう設定。根拠は無いんだけど、したいけどできないって実はお父さんが死んでしまった設定でもあったのかな?でもお父さんを語るみんなはしあわせそうでラブアンドピース
 
改めて新しい命を授かって岡山家に入る覚悟と緊張とかそういういろんな気持ちがごちゃ混ぜになったことを戸塚くんに促されて明子さんが吐露するシーン。戸塚くんが「おまえは、岡山家に認められたんだ」って台詞を言うんだけど渋い!かっこいい!オトコだ!ってなった…多くは語らないけど一言でガツンとくるものがあった。
 
観終わって、事前に何もレポやら人様の感想とか情報を得ずに行ったんだけど、これは通りでレポが流れてこない舞台だなあって。本当に観た人間の分だけそれぞれ十人十色の感想があるというか、家族構成とか生まれ育った環境に寄って感想が変わる気がする。設定はここ数年じゃないのに不干渉でも多干渉でもないここ最近の家族観はわたしはすごく好きだったな〜若干キャラが濃すぎてくどい時はあったけども(笑)
熱海殺人事件を観に行けなかった悔しさから今回は行こうって思ってたから嬉しかったし、何よりも満足している!わたしは戸塚くんのことを詳しく知っているわけじゃないけど、とても世界観がマッチしていたと思う。同時につかこうへいのことも詳しくはないけれど、あんなに愛に満ち溢れた役を任される戸塚くんすごいなって思った。

どことなく憎めなくてどうしても慈しんでしまうようなそんな作品でした、たのしかったな。家族だなあ!